台風は・・・?

 明け方はまだ若干晴れていた。鳥のさえずり、ひぐらしの鳴き声が澄みよく聞こえていた。あまりに良い音だった

ので、ロッジの外に出て自然に浸っていた。
朝ごはんの支度に取り掛かった。ご飯にインスタントの味噌汁、前日のカレー、ウインナーに卵とハムという、割と

普通で豪勢な朝食だった。*1 この頃から、外は急に曇ってきて、雨が

降り出していた。幸い、台風の進路からは外れており、ただの雨かな〜といったところ。


 10時にチェックアウトをするということで、片付け・支度をし、ロッジを後にした。
その前に、今日はどこに行きたいか?という話し合いをし、結果永平寺という寺に行ってみようということになった


ロッジからは、1時間ちょっとぐらい行ったところにあったかな。山奥にある、曹洞宗大本山永平寺、周りは樹齢の長

そうな樹木に囲まれていて、どこかもののけ姫の森の中って感じだった。(笑)


 500円の拝観料を払い、入り口を入ったところでは、寺っぽくないとても近代化された受付があった。お弟子さんが

一生懸命経典を写していた。*2
少し大きな部屋で、寺の歴史や概要、注意事項等の説明があった。なんかお坊さんの雰囲気が独特だった気がする・・。
山奥にある、つまり山の斜面も含まれているので、建物間の移動が結構しんどかった。見ればえらく高い階段とか、このご老体にはちと厳しかったなぁ(笑)


記念スタンプ
 


 これは後日談なんだけど、家に帰ってから「永平寺に行ったよ〜」って親に言ったら、「永平寺って○○家*3の総本山じゃん」なんて事言ってたなぁ〜。つまり、うちの家系は代々曹洞宗で、遺骨は本来永平寺に納めるらしいのだが、遠いから近くの墓にしているとか・・。まったくの無関係ってわけでもなかったのね。数珠の一つでも買ってくれば良かったのに、なんて事言われた。知ってたら、瓦の修繕費一口*4ぐらい出しても、バチはあたんねぇよな〜なんて思った。後々ね(笑)*5


 永平寺を後にし、一向は岐路にたった。帰りに、ものすごい峠を通った。高い位置にあるのに、ガードレールが無かったり、ただの縁石だけだったり・・・一番怖かったのは、大型トラックがインコースで回ってきたときはめちゃくちゃあせったなぁ。コーナーに差し掛かる所で、いきなり目の前にトラックが出てきたわけだ。*6
安全に安全を重ねていたので、別になんともなかったけど、「うぉい!トラック!そりゃないだろ!」と内心叫んだのは内緒だ。


 家に着き、夕飯を食べ、自室にてばったりと倒れた・・・俺ももう歳ですか、とつぶやきながら・・(笑)

*1:普段は朝ごはんを食べない子なもんで・・

*2:推測ですが・・

*3:俺の苗字

*4:一口1000円で、出すと数珠・経本・雑誌がもらえるそうだ

*5:宗教にはあまりかかわる気はないんだがなぁ

*6:左コーナーで、正面はトラック、左は側溝と壁、右は崖、正面はトラックという、なんともなかなかお目にかかれない光景