いきなりFinalEpisode

 卒論製作に辺り、いろいろとあった。
ゼミに配属される前より、卒論の題材を決定していたのに、いざ決行するとなった時、結果が見えてしまったため、モチベーションの低下、それ以後卒論に関しては逃避していた。
 だが、10月の終わり指導教員に現状説明され、ようやく重い腰を上げた。「卒業論文」というモノを作るにあたり、残された時間は限りなく少なかった。本来なら、この時期で題材を探している辺り絶望的なのが正直なところ。当然中身もそれに伴うだろう。


 指導教員にアドバイスを得て、建築物における壁面色について研究しようとし、写真を撮ったり、3DCGで作ったりした。だが、色彩学の知識を付けている段階で、この研究はかなりの色彩パターンを作らなければ結果が出ないという事に気付き、時間を逆算するととてもじゃない間に合う可能性がないと判断した。そして、すっぱり切り捨てることにした。


 それから一週間ほど自暴自棄に陥っていた。少ない時間で完成できるもので、かつ内容がしっかりしたものを選択しなければいけない。
行き着いたところが、過去先輩が行った研究を視点を変えて自分なりに導いてみようというものだった。


 タイトルは決まった。後は材料を調理し、結果を出す。研究の根底に、CG動画を使って結果を出すというのがあった。ここでもいろいろとあった。CGを作る技術がしっかりと持っていなかったので、自分の思うように作れない。そして、PCスペックが足りなく、処理に時間がかかった。
徹夜に徹夜を重ねて、なんとか数パターンの動画を作り上げた。そして、ゼミにて動画のチェックをする。かなりのツッコミを受けた。「あまりに現実離れしている」との事。
その時、正直時間がねぇーんだよ!という気持ちがあったが、CGの出来が悪いのは自覚していたし、クリエイターとしてもとても満足できるものでもなかった。


 そこから、修正に修正を重ね、なんとか見れる形になったということで、次の段階に入ることとなった。
アンケート調査のデータを元に、書き上げるという方法をとったので、これもまた大変だった。多くの人の協力により、データは集まり、本当に助かりました。
結果が出てしまえばこっちのもので、後は時間と自分との勝負である。この時、12月中旬。


 年末までになんとか形にすることができた。後は細かな訂正で大丈夫じゃないか?というところまで来た。ようやく安心することができた。


 そして、今日卒業論文の提出をすることができた。


 非常に多くの人に救われたと思う。何気ないやり取りにも救われた。そんな方々へこの場を借りて謝意を表したいと思います。


 と、まぁこれで卒論パートは終了かな。
残念だったのは、せっかく卒論パートを作ったのに、意味が無かったことだなぁ。少しずつ進行状況を載せていきたかったのに、全然それどころじゃなかったしなぁ。
特に、箇条書きスタイルになっていた時は一番ひどかった時期かな。
次は、早目早めにやりたいと思うしだいだ(笑)